ヘアカラーの褪色について考えてみた ② アイロン熱編
トップカラーリストの吉村です。
前回(お湯の温度編)に引き続き、お気に入りのカラーを長く持たせる為に今度はアイロンの熱による褪色を考えてみました。
前回のはこちらです↓
同じくこの仮説について、
「とくに多くの人達に人気のある外人風カラー、グレー系、ブルー系等の赤みを抑えた寒色系カラーは褪色が早い」
サロンでカラーをした時に、お客様にはこうお伝えしています。
「寒色系(ブルー、グリーン、グレー系)でカラーされた場合は
特に熱に弱いので、
髪を洗う時のお湯の温度はぬるま湯で、
巻くときのアイロンの温度は必要以上に熱くしないか温度は低め、
紫外線にも弱いのでケアをお願いします。」と。
そうは言っても、アイロンが低めって?毎日使いたいのに無理!っていう声も聞こえてきそうですね。
では気をつけると実際どのくらい違うのか?
実験してみました。
やや見慣れない写真ですが,よーく見てもらうと私が伝えたい事が理解できると思います!!
(興味の続くところまでお付き合いください。)
前回同様ブルー系とグレー系の2色を人毛に染めたケースです。
実験①
日々スタイリングに使うアイロンが、温度によってヘアカラーにどんな影響が出るのか?
そして褪色はどうか?
今回は 低め(120度) と 高め(180度) でゆっくり5回アイロンを通しました。
おおっ、明らかに違いますね!
180度でアイロンされている髪の色の変化がわかります。
前述しましたように、褪色の原因は色々ありますが、熱には弱いってことは明らかです。
褪色させたくないとは言えシャンプーしないわけにもいかないし、アイロンは使いたいし…
そこでオススメなのが、シャンプー後のドライ前やアイロン前に使う熱から髪を守るアウトバストリートメントです。
使用するかしないかでこんなにヘアカラー毛に差が出ました。こちらも実験結果をご覧ください🔍
実験②
カラーシャンプー後にアウトバストリートメントを塗布します。
ドライ後、180度のアイロンをゆっくり5回通しました。
写真では見づらいですが、「Trなし」の毛束は青みが飛びグレーよりになっています。
結果、アウトバストリートメントをつけるかつけないかで違いは明らかでした。
🔍今回もまた暖色系のレッドも実験しましたが、熱による褪色は少なく、寒色系ほど違いが感じられませんでした。
最近はアイロンも低温でも熱が伝わりやすく、たとえ高温でもダメージが抑えられるものが出てきてます。せっかくのヘアカラーの色を綺麗にキープして楽しんでいただくためには、ちょっとした気遣いで変わるんですね。
👀カラー後のアウトバストリートメントを塗布するしないの違いについては、以前にも谷岡のブログで紹介されてますので、そちらも是非ご一読ください。
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