こだわりの『ハサミ』
こんにちは。トップスタイリストの小林です。
今回はDADAのカッターが使用しているハサミのこだわりについて書いていこうと思います。
まず最初に、カッターが使用しているハサミは一般的なサイズの物より小さいサイズ感のDADAオリジナルシザーになります。
ちなみに一般的なサイズはおよそ
6インチ〜7インチ
と言われています。
それに比べてDADAのシザーは
5.4インチ
でハサミの中でも小さい分類になります。
なぜ小さいかというと、DADAではスキバサミを使わずにハサミ1本で濡れている状態の髪から乾いた状態の髪、セニング(軽くする行為)まで全てを行います。
ですので、ハサミのサイズ(長さ)が短い方が、カット中に小回りが効き、より繊細なカットができる為、小さいサイズのハサミを使っています。
次にハサミの素材にもこだわりがあります!
一般的にはステンレス素材のハサミが多い中、DADAのシザーは
『コバルト』
を使用しています。
『コバルト』とは、産出量が限られるレアメタルと言われる希少な金属です。金属としてはとても硬く、切れ味が長く持続し、錆びない金属というカットシザーとしてはとても良い素材になります。
デメリットとしては、なかなか供給が安定しない点と、原料の価格がとても高い点があります。
また、とても硬い素材の為、加工するのがとても難しく、熟練の技術が必要になります。
切れ味の悪いハサミは髪の毛を痛ませてしまう原因にもなってしまうので、切れ味という点でも拘っています!
最後に、実は『音』にもこだわりがあります!
DADAのハサミは開閉時に、独特の
『カン、カン、カン』
という鋼の音がします。
一般的なハサミは、
『コン、コン、コン』
というゴムが当たった様な音がします。
この鋼の音がカットする時の心地よい空間とリズムを創っているのです!
時にはお客様の眠気を誘うほどです!
私自身長年DADAシザーを使用してハサミの開閉の音に慣れてしまった為か、他のハサミだと音が違い、なかなかカット中のリズムを作れなくなっていました。
ハサミへのこだわりはまだまだ細かくありますが、大まかにはこの辺りが大きなポイントです。
素敵なヘアスタイルを作る為には、拘った良い道具が大切です!
これからも、日々ハサミもメンテナンスしベストコンディションの状態で、お客様をお迎えできるようにしていこうと思います!!
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