いかせるハイライト。
カラーリストの川口です。
以前の記事 春のおすすめヘアカラー〜間もなく編 でもピンク!
またピンクか、みたいな感じですが、めげずにやりますよ〜。
今回は
「こんなカラーデザインもできるぞ」、というご紹介。
数ヶ月前にほどこされた、ブリーチを使用したハイライト。
髪の毛は重なりながら落ちてくるので,めくってみるとこんな感じでハイライトが見えてきます。
わりと大胆な動きをだしていたのでしょう、ハイライトが太めに入っているのがわかります。
カラーリストにはわかります。
「何がわかるかって?」、
前回担当した美容師さんが、どういう意図を持ってハイライトを入れたのか、
何の為にいれたのか、そして何の薬剤を使ったのか。
木の年輪をみて、樹齢がわかるように
地層を見て、その土地が昔どういう土地だったのかわかるように。
みたいな感じで、髪の毛を見ると過去にどういう施術をされてきたのかが手に取るようにわかります。
でも、見るだけでは完全に把握はできないので、もちろんお客様にも聞きますが…。
これを美容師の業界では、
毛髪診断(見て、聞いて、触ります、髪の毛を)
と呼んでいます。
これがしっかりできないと、
薬剤を使用したカラーやパーマでは失敗をする可能性すらあります。
いかせるものはいかしたい性分なので、この明るくなっているハイライトも
彩度の高い色を入れる
透明感のある色を出す
きれいな寒色系を出す
など、どのようにでもいかす事ができます。
今回のお客様には
優しいピンクをのせると、華やかに女性らしさプラスする事ができると考えました。
いかしましょう。
ピンクをのせましょう。
そして、新たにハイライトも足しましょう。
👇の写真のように
前髪や表面に入れるだけで、前回のハイライトの存在がまた引き立ってくるのです!
1枚ずつ…
丁寧に丁寧に、
ピンクをのせたり、新規ハイライトを入れていきます。
この組み合わせかた、重ね方がカラーリストの腕の見せ所です。
最後にシャンプーをする前に、新たに入れたハイライト部分には
トナー剤という薬剤で色をかぶせていきます。
これは手軽に、素早く、ダメージレスに
明るくなったハイライト部分に色を入れる事ができます。
さて仕上がり。
表面の髪の毛をめくると中の明るかったハイライトはほのかにピンク味を帯びています。
全体的に黄味が強く出ていた状態が、おさまり艶っぽく仕上がっております。
カラーやりたては当然ですが、ツヤ感が出ます。
あと付け加えで、
DADA CuBiCでカラーをしていただくと
褪色してきても綺麗な状態
というのが、もっぱらの噂です。😏
ということを少し文字を大きくして書いておきます。
外にでて自然光で見てみると、こんな感じ。
自然光の青みをおび、ピンクとブラウンの組み合わせがなんとも綺麗です。
ブリーチでハイライトを入れると、黄色く褪色するのが嫌だという方もいらっしゃいます。
ですが、このように
ハイライトをいかした次のデザインも
また一つのメリットなのではないでしょうか。
ぜひ!!
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