髪の毛はどこまで伸びるのか?

ケアリストの坂本です。


春にむけ、ヘアスタイルを大幅にチェンジする方も多くなってくると思います。

でも、ボブにした事がない、ショートにしてたのは子供の時だけ

という大人になって常にロングヘアの方もいらっしゃいます。


ツヤのある、きれいなロングヘアの方を見るときちんとお手入れしているんだなと

感心します。



今日はふとした疑問をテーマに選んでみました。


「髪は切らなければどこまでも伸び続ける」

のか?



そう思っている方も多いのではないでしょうか。



実はそうではありません。




では、

切らずに何年も何年も放っておいた髪はどうなるのでしょうか??

3択です。

①胸くらいになると伸びるスピードが遅くなる

②ある日を迎えると、急にボブくらいに短くなる

③髪の毛の長さが不揃いになり扱いづらい状態になる




答えは、

③「髪の長さがバラバラになり不揃いになり扱いづらくなります」

わかりましたよね?
解説します。

①について

そもそも髪の毛は、毛根における毛母細胞の分裂により毛が押し出されるという形で伸びています。長くなったからと言って途中で伸びるスピードが遅くなるという事はないです。


②について

「朝起きると白髪になっていた」みたいな現象でしょうか。

SFチックですね。これはありえません。


③について

髪には「成長期」という寿命があるため、1本の髪が伸びられる長さはある程度決まっているのです。


私たちの髪は、3~6年の成長期と、成長がストップする退行期、そして抜け落ちて次の髪の準備をする休止期の3つのサイクルを繰り返しています。

つまり

髪には3~6年

という寿命があるのです。 




しかも重要なのが、一本一本、微妙にサイクルの長さが異なります。毛先を切りそろえてもそのままきれいに伸びず、不ぞろいになるのはこのためです。



しかし、遺伝子によっては成長期がまれに異常に長い人もいます。これは国によっても違うのですが、比較的アジア圏にみられます。



アジア圏の日本人は比較的に髪は伸ばしやすい人種なのです。



日本でも平安時代の貴族の女性たちの絵を見ると、みんな驚くほど長く髪の毛を伸ばしています。
ドライヤーなど当然なかった当時、あれだけの長さの髪を洗って乾かすには、

3日!!

も必要だったのです。




ここで自分が何を伝えたいか、


キレイなロングヘアを保っている方は、

「必要ないのでは」と思われがちな毛先を整えるという事をやっております。

なぜならば,髪の毛は日に何本も抜けます。

すかすかな毛先はヘアスタイルをきれいには見せてくれないですよね。


これでロングの方でも定期的にはカットが必要です!

という事がおわかり頂けましたか?



長さを切りたくない旨を担当の美容師にしっかり伝えて、綺麗な

美髪

を目指しましょう。


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