ブルーグレーというオーダーに対して。
もうそろそろ、ピンクも見飽きてきたころでしょうか。
飽きる飽きないというよりは、その時の自分の気分の問題なのかなとも思います。
そこで、
ピンクだけじゃない、
こんな色もできます!
を
カラーリスト川口がご紹介します。
今回のオーダーはブルーグレー。
ブルーグレーの響きだけ聞くと
それは最終的に
グレーぽいの? もしくは青っぽいの?
という疑問になってきます。
日本語的な言い回しなのかもしれないけど、
グレイブルーと言われると、くすんだ青、みたいな印象。
でも、ブルーグレイとなると、ブルーというワードの持つ彩度のある印象が強く、どうしても青っぽさを感じてしまうのは、気のせいでしょうか。
でもここでのオーダーはあくまで、グレー。
そこに少しだけ青味を感じる程度、ということでした。
言葉で色を共有するのって難しいですね。
カラーリスト川口、
カラーブースで配合、配色を考えます。
この瞬間、数十秒の時間が数十分にも感じられ
この瞬間はまるで「精神と時の部屋」にいるような感じです。
ベースは一度ブリーチしています。
黄味がやや強く残っている根元と中間にグレーをやや濃いめにのせ、
毛先は明るさ残します。
毛先にムダにカラーをのせないというのも、カラーテクニックなのです。
ダメージレスにもなりますし。
カラーのミックスのときに
グレーにブルーをミックスしてもそんなに、青味を感じさせることができないと、判断した川口は、ホイルワークを用いて、青味をいれようと考えました。
どうしても、先ほどの日本語のもつ意味合いみたいなものが、引っかかりそのニュアンスを表現するには、これしかないと。
今回のブルーグレイに対するアプローチは
ベース
👉グレー〜黄味が強いのでやや濃い目に
ハイライト
👉ブルー〜さりげなく鮮やかな青を
この組み合わせで、デザインするのもGOOD!!
このお客様の感想いわく、
「ここまで青が出るとは思わなかった」
と、言っていたとか、
いないとか…。
いや〜、本当に言葉って難しいですね。
外の光はとても、ブルーグレーをきれいに見せてくれました。
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